千葉県市川市動植物園のパンチ君がオランウータンのぬいぐるみを連れ歩く

千葉県市川市の市川市動植物園で、ニホンザルの赤ちゃんパンチ君がオランウータンのぬいぐるみを常に抱えて行動する様子が注目を集めている。

パンチ君は生後間もなく母親から育児放棄され、園の飼育員が人工哺育で育てた。母親代わりに与えられたオランウータンのぬいぐるみを手放さず、群れに戻った後も遊ぶ時や移動時にぬいぐるみを引きずったり抱えたりして過ごす。園のサル舎は広さ約500平方メートルで、岩場やロープ、鎖のはしごが設置され、パンチ君はそこで他のサルたちと交流しながらぬいぐるみと一緒に遊ぶ。

市川市動植物園は市川市国府台にある総面積約5ヘクタールの施設で、哺乳類57種約400頭、鳥類68種約500羽、爬虫類・両生類26種約80頭を飼育する。サル舎はニホンザル約30頭が暮らすエリアで、パンチ君は生後6ヶ月頃に群れに統合された。飼育員は毎日観察し、鼻の擦り傷などの軽傷に消毒を施すなど健康管理を徹底している。

パンチ君の行動は他のサルに馴染む過程で生じ、ぬいぐるみを握って毛繕いをしてもらったり枝を齧ったりする姿が見られる。園は最近新しい子ザルが加わり、パンチ君はそれらと楽しそうに遊ぶようになった。ぬいぐるみはIKEAで購入したもので、園外からも類似品が寄贈されている。

園の開園時間は午前9時30分から午後4時30分で、入園料は大人680円、小中学生340円、未就学児無料。パンチ君の人気で国内外から訪問者が増え、園は通常の観察ルールを維持しつつ対応している。サル舎周辺は観覧スペースが広く、来園者はガラス越しにパンチ君の日常を観察できる。

パンチ君は食事も活発で、餌をモリモリ食べる。群れ内の遊びでは鎖のはしごをヒョイヒョイ渡り、木のかけらを咥えて移動する姿が目立つ。飼育員によると、ぬいぐるみはパンチ君の安心材料として機能し、社会化を助けている。

市川市動植物園は昆虫館やふれあいコーナーも併設し、年間約20万人が訪れる。パンチ君のエピソードは園のSNSで定期的に更新され、来園者の関心を高めている。ぬいぐるみとの生活はパンチ君の成長とともに続き、他のサルとの関係も深まっている。

園内ではパンチ君の様子を安全に観察できるよう柵や案内板が整備されている。飼育員はパンチ君の体重測定や健康チェックを毎週行い、ぬいぐるみの洗浄も定期的に実施する。パンチ君は元気に枝を掴んで遊ぶなど、活発な日常を送っている。

出典:

  1. X 投稿市川市動植物園公式が3/1のパンチ君の様子を写真付きで報告、鼻の傷を消毒し元気に遊ぶ姿を紹介。
  2. X 投稿市川市動植物園のパンチ君が鎖のはしごを渡る写真4枚を投稿。
  3. X 投稿市川市動植物園のパンチ君がひとり遊びや毛繕いを受ける写真を投稿。