夜道で猫が地面に横になる
夜の地面の冷たさに猫の毛が触れる。
近所の猫が散歩道に現れる。ごろんと寝転ぶ。四肢を伸ばす。目は半開きだ。
月明かりが毛並みを照らす。鼻が空気を嗅ぐ。静かな息づかいである。
人を怖がらない。ゆっくり近づく。猫の視線が穏やかだ。尾が軽く動く。
周りの草の匂いが混じる。夜風が毛をなびかせる。体温が地面に伝わる。
毎晩のように見かける。路地の影で休む。星の光が斑点を浮かび上がらせる。
近所の住民が知る存在だ。餌を置く人もいる。猫の足音が柔らかい。
朝になると姿を消す。夜の静けさが猫の住処である。毛の柔らかさが心地よい。