群馬県南牧村道の駅オアシスなんもく近くの磐戸鉱山跡にひな壇状の採掘場が広がる
朝霧の立ち込める山道を登る。道の駅オアシスなんもくの近くに車を停める。細い道が鉱山跡へ導く。
磐戸鉱山跡は群馬県南牧村にある。昔、石灰岩を採掘した場所だ。坑道のトンネルが口を開ける。処理施設のコンクリートが風にさらされる。
山肌がひな壇状に削られている。ギザギザの岩が連なる妙義山が見える。眼下に下仁田町の町並みが広がる。
廃坑となった今、誰でも訪れられる。車両進入防止の鎖がかかる。歩いて奥へ進むと、桜並木が並ぶ。
梅の花が満開だ。ひな壇の石灰採掘場跡に花びらが落ちる。人工の風景が自然と混ざる。
南牧村の観光案内にも載る。道の駅から近い。山全体が巨大工場だった頃を想像する。
静かな山道を下りる。風が木々の葉を揺らす。鉱山の歴史が残る。
跡地は非日常の景色を生む。自然でも人工でもない風景だ。訪れる人が少ない。