静岡県藤枝市瀬戸谷の石窯パン工房すまいるが朝のパンを焼く
朝霧が山間に立ち込める。石窯の扉がゆっくり開く。
石窯パン工房すまいるは静岡県藤枝市瀬戸谷にある。小さな工房だ。自作の石窯を使う。工房主は毎朝パンを焼く。最近はカンパーニュをよく作る。カンパーニュはライ麦を混ぜたパンだ。外はカリッと中はしっとりする。
瀬戸谷は山間部にある。温泉が近くにある。道の駅ゆとりえせとやのちょっくらにも出荷する。土曜日は工房で販売する。日曜日はちょっくらに出店する。予約も受け付ける。お客は地元が多い。
朝の空気が冷たい。石窯の火がパチパチと音を立てる。小麦粉の香りが広がる。工房主は生地をこねる。生地はゆっくり発酵させる。天然酵母を使う。酵母は自家製だ。
カンパーニュは塩と水と小麦だけだ。シンプルである。焼きたては熱い。外皮が香ばしい。切り口は大きな穴が空く。噛むと小麦の味が広がる。最近は晴れた朝が多い。気持ちが良い。
工房は自作の小屋だ。石窯も自作である。瀬戸谷温泉の横にある。道の駅まで車で少しだ。お客は11時から買える。土曜日は工房売店が開く。日曜は出店する。
霧が晴れる。山の緑が鮮やかだ。パン屋の煙突から煙が出る。小鳥の声が聞こえる。工房主はパンを並べる。今日もカンパーニュが並ぶ。お客が待つ。
瀬戸谷は静かだ。山風がそよぐ。石窯の熱気が残る。パンは毎日焼く。地元の人に届ける。工房は小さな灯だ。朝のルーチンである。