北海道美瑛町の庭で野生エゾユキウサギが夕方に草を食べる

夕方の光が庭の草むらに斜めに差し込む。北海道美瑛町びえいハスカップファームの庭では、草の葉がわずかに揺れる。

小さな影が草の間から顔を出す。エゾユキウサギの耳がピンと立つ。体は白っぽい毛に覆われ、地面に低く伏せる。

ウサギは鼻をくんくんと動かし、草の匂いを確かめる。口を動かし、草の先端をちぎって食べる。歯の音はほとんど聞こえない。

別のウサギが近くに現れる。二匹は距離を保ちながら草を食べる。体を寄せ合うことはない。各自のペースで口を動かし続ける。

庭の端に置かれた木の柵が、ウサギの行動範囲を緩やかに区切る。柵の向こうにはハスカップの木が並ぶ。葉が夕陽を受けて緑色を濃く見せる。

ウサギの目が光を反射する。視線は草むらに固定されている。耳が時折左右に動く。音の方向を確かめる動作だ。

夕方が深まるにつれ、ウサギの数は増える。三匹、四匹と草むらに姿を現す。すべてのウサギが草を食べる動作を繰り返す。

この庭は美瑛町のハスカップ農園に隣接する。野生のエゾユキウサギが夕方に集まる場所として、近隣の観察者が知る。

観察者は柵の外から静かに見守る。ウサギの行動に干渉せず、夕方の時間帯を過ごす。

いきもの