秋田県羽後町で玉ねぎ苗が直売所で販売される

直売所の棚に土の匂いが漂う。秋田県羽後町のゆうゆう野菜直売所では午前9時から玉ねぎ苗が販売され、1束200円で取引される。苗は高さ20センチ程度で、根元に土が付いた状態で並んでいる。直売所の床は木製で、足元が柔らかく感じられる。

玉ねぎ苗は羽後町内の農家が育てたもので、1日あたりの入荷量は500束前後だ。苗は午前7時までに収穫され、直売所に運ばれる。販売は午後4時まで行われ、午後になると残りが少なくなる。直売所は国道沿いにあり、駐車場は30台分ある。

苗はすべて地元産で、品種は「サラダたまねぎ」と「黄玉ねぎ」の2種類だ。客は苗の太さや根の状態を確認して選び、ビニール袋に入れて持ち帰る。店員は植え付けの時期や水やりの方法を簡潔に説明する。説明は2分以内で終わる。

直売所内は温度が18度前後に保たれ、苗の乾燥を防いでいる。午前中は近隣の住民が訪れ、午後には近隣市町村からの客も来る。苗のほかにも春野菜や花の苗が一緒に並んでいる。客は苗を手に取って葉の色を確認する。

入荷した苗はすべて無農薬で育てられている。農家は毎日10人程度で作業し、午前5時から収穫を始める。苗は束にして10本ずつまとめられ、直売所に到着するまで1時間以内で処理される。販売は現金のみで対応している。

午後4時になると店員が残りの苗を整理し、翌日の入荷に備える。売れ残った苗は直売所内で水やりを続け、翌朝まで保管される。直売所は月曜から土曜まで営業し、日曜は休みとなる。苗の販売は春の期間限定で続けられている。

たべもの