北海道旭川市の牧場で牛の放牧が始まる

牧場の柵の向こうで、草の緑が朝露に濡れている。北海道旭川市の斉藤牧場で、牛の放牧が始まる。

牛は二十頭ほどが柵の外へ移動する。足音が土を踏みしだす。牧場主が声をかけて誘導する。牛の体温が周囲の空気に混ざり、わずかな温かみを感じさせる。

牧場は旭川市近郊の丘陵地にある。放牧地は約三ヘクタール。春から秋にかけて牛が草を食べる。冬は牛舎で過ごす。

放牧開始は例年四月下旬から五月にかけてだ。今年は気温の上昇が早かったため、開始が前倒しされた。牧場主は毎日二回、牛の様子を確認する。

牛はゆっくりと草を食む。時折頭を上げて周囲を見る。風が吹くと草が波打つ。近くの木々から小鳥の鳴き声が聞こえる。

牧場では牛乳の生産も行われる。放牧期間中は牛乳の風味が変わるという。地元の乳業会社へ毎日出荷される。

放牧地には水飲み場と日陰の木が配置されている。牛が自由に移動できる。夕方になると牛舎へ戻る時間が来る。

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