石川県能登町で小木のとも旗祭りが近づく

能登半島の西側を海風が吹き抜ける。石川県能登町小木地区の街路に、赤や青の布がゆっくりと揺れている。

町の中心部にある商店街で、木製の旗竿が順次立てられている。地元の住民が朝から作業を進め、高さ約3メートルの旗が並ぶ様子が確認できる。旗の布地は風を受けて軽く翻る。

この旗祭りは毎年7月上旬に開催される地域の催しである。祭りでは地元で作られた手作りの旗が約40本掲げられる。旗の柄には波や魚の模様が染め抜かれている。

商店街の各店舗では、旗の設置作業と並行して準備が進められている。木枠を組み立てる音が時折聞こえる。夕方になると、旗の影がアスファルトの上に長く伸びる。

祭りの期間中は、地区内の広場に屋台が数軒出る予定である。出店する品目は地元産の魚の干物や野菜の煮物などである。来場者は自由に歩きながら旗を眺めることができる。

旗の設置作業は午前中にほぼ完了する見込みである。作業終了後、住民たちは各自の店に戻り、通常の営業を再開する。夜になると街灯の下で旗の色が静かに浮かび上がる。

祭りの終了後は、旗が丁寧に畳まれ、次の年の保管場所に収められる。来年も同じ時期に同じ場所で旗が掲げられる予定である。