愛媛県愛南町の工房で生姜とレモンのクッキーが焼かれる
工房のオーブンから甘酸っぱい香りがゆっくりと立ち上る。
愛媛県愛南町ピースパン工房の作業台に生姜とレモンの生地が並べられている。生姜の細かい繊維が生地の中に混ざり、レモンの皮の色が黄色く点在している。生地は柔らかく、指で押すと軽くへこむ。
職人が生地を一定の厚さに伸ばす。伸ばした生地にクッキーの型を押し当てる。型の跡が均等に残るように位置を調整する動作が繰り返される。
オーブンの温度は180度に設定されている。生地を入れたトレイがオーブンの中に入れられる。オーブンの内部で生地がゆっくりと膨らみ、表面に軽い焼き色が付く。
工房の窓から外の光が差し込む。作業台の木の表面は滑らかで、手のひらで触れると温かみを感じる。生姜の香りとレモンの酸味が混ざった匂いが工房全体に広がる。
クッキーは焼き上がった後に冷却棚に並べられる。冷却の過程で生地の水分が少しずつ抜けていく。表面はサクサクとした食感に変わる。
工房では地元産の生姜とレモンが使われている。生姜はみじん切りにされ、レモンは皮ごとすりおろされる。材料の組み合わせは季節の変わり目に合わせたものだ。
クッキーは道の駅や地元の店舗に納品される。納品用の箱に丁寧に詰められる。箱の底にはクッキーが重ならないように緩衝材が敷かれている。
このクッキーの製造は工房の日常作業の一つである。生姜とレモンの組み合わせは爽やかな風味を生み出す。工房のオーブンは毎日使用されている。