長野県飯田市の里山でコシアブラの新芽が道の駅に並ぶ

朝の光が里山の木立を照らす。 山道沿いの草が静かに揺れる。 飯田市内の道の駅田切の里でコシアブラの新芽が大量に入荷する。 地元で採れた山菜の新芽が山菜コーナーの棚に並ぶ。 新芽は柔らかい緑色をしており、触れると少し湿っている。 入荷量は通常の週より多く、朝の開店直後から並び始める。

地元住民が山の斜面を歩いて新芽を摘む。 摘んだ新芽は朝のうちに道の駅まで運ばれる。 運搬は軽トラック一台分程度の量である。 道の駅のスタッフが棚に並べる作業を午前中に終える。 棚の上では新芽が山菜の袋に入れられ、価格札が付けられる。 価格札には「飯田産コシアブラ」と書かれている。

コシアブラは春の山菜として知られる。 葉が開く前に摘むと苦味が少なく、食感が柔らかい。 飯田市の里山は標高が高く、雪解けが遅いため新芽が出る時期がやや遅めである。 今年は気温の推移が例年並みで、まとまった量が採れた。 道の駅では毎年この時期にコシアブラを扱う。 地元の高齢者が摘みに出かけることも多い。

新芽は袋詰めされて冷蔵ケースに並ぶ。 ケースの中は温度が低く保たれている。 客は手に取って葉の状態を確認する。 確認後、購入して持ち帰る人が目立つ。 購入した人は自宅で天ぷらやおひたしにする。 道の駅のスタッフは「今年も新芽がよく出た」と話す。

道の駅田切の里は飯田市中心部から車で約20分。 国道沿いにあり、駐車場も広い。 里山の風景が窓から見える位置にある。 窓の外では木々の緑が徐々に濃くなっている。 山菜の季節が短いため、並ぶ期間は一週間程度と見込まれる。 新芽の入荷は毎日午前中に更新される。

山菜の新芽が並ぶ様子は、朝の道の駅の定番風景である。 客は静かに棚の前で選ぶ。 選んだ新芽はレジで会計される。 会計後、袋に入れて持ち帰る。 里山の新芽は道の駅で一時的に姿を消す。 次の朝、再び新芽が並ぶ。 この繰り返しが春の終わりまで続く。

たべもの