北海道札幌市の公園でエゾリスが木の幹を登る

木の葉が揺れる音がする。札幌市内の公園でエゾリスの姿が見える。幹をくるりと回りながら登っていく。尾がふさふさしている。

公園は札幌市東区にある「モエレ沼公園」だ。エゾリスは北海道固有のリスだ。体長は20センチ前後。毛色は茶色がかった灰色だ。耳に房毛がある。

エゾリスは木の実やどんぐりを食べる。朝の時間帯に活動が活発だ。公園のベンチ近くで、地面に落ちた種を拾う姿も見られる。人はあまり近づかない。リスは警戒しながら移動する。

公園管理者はエゾリスの数を数える調査を続けている。去年の夏は約15匹確認された。今年も同じくらいの数が見られるという。エサ場として木の実を残す木がいくつかある。

リスが幹を登る音は小さく、爪が木に当たる。葉の揺れる音と混ざる。風が吹くとリスは止まって耳を立てる。数秒後また動き出す。

近くの遊歩道では散歩の人が通り過ぎる。リスは木の高い位置で止まる。尾を揺らしてバランスを取る。公園の地面は湿った土で、足跡が残りやすい。

エゾリスは冬眠しない。冬でも活動する。雪の少ない札幌市内では、木の洞や屋根の下で過ごすことが多い。春になると繁殖期に入る。

公園のベンチは木製で、座ると少し冷たい。リスを観察する人はベンチに座って静かに見る。写真を撮る人もいるが、フラッシュは使わない。リスは木の陰に隠れる。

この公園はエゾリスの生息地として知られる。管理事務所ではエサやりを禁止する看板を出している。リスが人に慣れすぎないようにするためだ。自然のままの姿で観察できる場所になっている。

いきもの