新潟県新発田市の直売所で夏のスイカが箱詰めされる
朝の光が直売所の床に落ちる。木の棚が少しずつ明るくなる。新発田市にある直売所で、夏のスイカが箱詰めされる作業が続いている。
直売所は新発田市内の農産物直売施設である。地元の生産者が持ち込んだスイカが並ぶ。果実は重さ四キロ前後のものが中心だ。箱一つに三個から四個が丁寧に詰められる。
作業は午前八時から始まる。生産者がスイカを一つずつ確認する。表面の縞模様を目で確かめ、手のひらで軽く叩いて音を確認する。熟したものは低い音を立てる。箱に並べる位置を整える。
スイカは新発田市内の畑で育てられた。土の温度が上がる六月下旬から収穫が本格化する。直売所では毎日十箱以上が出荷される。箱は発泡スチロール製で、運搬中に果実が傷まないよう緩衝材が入れられる。
直売所の職員が箱の重さを量る。計量器の針が止まるたびに数字をメモする。四キロを超えるものはラベルに記載される。箱の側面に産地名と重量が手書きで記される。
午前中は来店客も少なく、作業の音だけが静かに響く。箱を積み上げる手つきが一定のリズムを刻む。直売所内の温度計は二十四度を示している。作業は午前十時ごろまで続けられる。
箱詰めされたスイカは翌朝の販売に回される。直売所では地元産の野菜や果物が同時に並ぶ。スイカは一箱八百円前後で販売される予定だ。作業は毎日繰り返される。