岩手県盛岡市の公園でアオバトが枝から枝へ移動する
木の葉が風に揺れる。公園のベンチが朝の光で白く光る。アオバトが一羽、枝から枝へ飛び移る。羽の音が小さく聞こえる。木の幹が少し揺れる。
岩手県盛岡市の盛岡城跡公園で、アオバトの様子が観察されている。公園の中央にある大きなケヤキの木にアオバトが集まる。体長は約三十センチだ。羽の色は緑がかった灰色である。
アオバトは木の高い枝に止まる。止まったまま首を左右に振る。視界を広くするためだ。枝の先端に小さな実が残っている。アオバトはその実をくちばしでつつく。
公園の管理人が毎日朝に木の下を通る。管理人はアオバトの数を数える。今日は五羽いた。昨日は三羽だった。数は毎日少しずつ変わる。
アオバトは午前中は木の上で過ごす。午後になると別の木に移動する。移動する距離は公園の中だけだ。公園の外には出ない。木々の間をゆっくり飛ぶ。
公園のベンチに座った人がアオバトを見る。羽の色が木の葉と似ている。見つけにくい。見つけた人はそのまま静かに見続ける。声を出さない。
午後になるとアオバトは木の影に隠れる。夕方になるとまた枝の先で実を探す。公園は閉園時間まで開いている。管理人は夕方に門を閉める。アオバトはその後も木に留まる。