宮城県仙台市道の駅で手作り味噌の瓶が棚に並ぶ
朝の光が道の駅のガラスに淡く差し込む。 棚の上に並ぶ瓶は、土色の味噌が詰められている。 瓶の蓋はしっかり閉まり、表面に小さな水滴が光る。 作業員が次々に瓶を並べる手つきは静かだ。 並ぶ位置は一定の間隔で整えられている。
宮城県仙台市の道の駅秋保で、地元の高齢者が手作り味噌を並べる作業が行われている。 味噌は大豆と米麹、塩を混ぜて発酵させたものだ。 瓶一本の重さは約五百グラムである。 作業は午前七時から始まり、午前九時までに棚が埋まる。 高齢者は数名で交代しながら瓶を運ぶ。
味噌の材料は仙台市内の畑で収穫された大豆が使われる。 大豆は一キログラムあたり約二百五十粒の大きさだ。 麹は仙台市内の麹屋から仕入れている。 塩は宮城県産の海塩を使用する。 混ぜ合わせた材料は一年以上熟成させる。
道の駅の直売所部分では、味噌のほかにも野菜や漬物が並ぶ。 味噌の棚は野菜売り場の近くに設置されている。 瓶のラベルには手書きで「手作り味噌」と記されている。 価格は一本七百円で販売される。 購入した客は袋に入れて持ち帰る。
並べる作業は毎日行われる。 朝の出荷量は約三十本である。 午後になると追加で十本程度が補充される。 瓶の並び方は前後にずらして奥行きを出す。 最前列の瓶は客が手に取りやすい高さに置かれる。
高齢者の作業は午前中のみに限られる。 午後は別のスタッフが店番を担当する。 道の駅の建物は木造で、床は板張りだ。 床を歩く足音は小さく響く。 窓からは外の駐車場の様子が見える。
味噌の熟成期間は最低一年と定められている。 一年未満のものは販売されない。 瓶の底には沈殿物がわずかに残る。 沈殿物は大豆の皮の部分である。 客はスプーンでかき混ぜてから使う。
道の駅の営業時間は午前九時から午後五時までだ。 味噌は営業開始と同時に販売が始まる。 午後になると残り本数が減る。 閉店前には在庫確認が行われる。 翌朝の並べ作業に備えて棚が整えられる。