秋田県大館市の直売所で夏のトウモロコシが箱詰めされる
朝の光が差し込む直売所の床に、黄色い粒が規則正しく並ぶ。 夏のトウモロコシが次々と運び込まれ、作業台の上で箱に収まっていく。 大館市内の直売所では、きょうもこの作業が続けられている。
トウモロコシは地元農家が早朝に収穫したものだ。 一本ずつ皮を剥がし、粒の並びを確認してから箱詰めする。 箱の底に敷かれた新聞紙が、軽い音を立てて沈む。
直売所は国道沿いの駐車場に面している。 朝七時半から開店し、午前中には大半の箱が並ぶ。 来店者は手で触って重さを確かめてから購入する。
箱詰めは二名のスタッフが交代で担当する。 一箱に十二本を並べ、重量を計ってラベルを貼る。 ラベルには「大館産」と地名だけが印刷されている。
作業が一段落すると、床に散らばった皮をほうきで集める。 その音が店内に響き、窓から入る風がそれを運ぶ。 午前十時頃には次の収穫分がトラックで到着する。
トウモロコシは生で食べるほか、ゆでて提供される場合もある。 直売所横の休憩スペースでは、電子レンジで加熱したものが置かれる。 塩を振って食べる客の姿が、時折見られる。
この作業は夏の間、毎日続けられる。 天候次第で収穫量が変わるため、箱の数はその日ごとに異なる。 直売所の棚は、黄色い箱で埋まっていく。