北海道札幌市の公園でエゾリスが木の幹を登る様子が観察される
公園の木々の間から、午後の光が地面の枯れ葉に斑点状の影を落とす。
北海道札幌市の公園で、エゾリスが木の幹を登る様子が観察される。エゾリスは体長約15センチ程度で、尾がふさふさしている。幹の表面を爪で掴みながら、ゆっくりと上へ移動する。
観察場所は札幌市内の住宅地に隣接する公園だ。公園内には針葉樹と広葉樹が混在し、エゾリスの通り道になっている。エゾリスは一つの木から別の木へ移動する際、枝を渡るようにして移動する。枝の揺れが風に合わせて小さく動く。
エゾリスは午前中から午後にかけて活発に活動する。地面に落ちたどんぐりや木の実を探して、鼻先を近づけて匂いを確かめる。見つけた実を口に含んでから、幹を登って高い位置へ運ぶ。運ぶ動作は1回あたり数秒で終わる。
公園のベンチには散歩中の人が座り、エゾリスの動きを眺める。エゾリスは人の存在に慣れているようで、10メートル程度の距離を保ちながら活動を続ける。木の葉が風に揺れる音と、エゾリスの爪が幹を掻く小さな音が混ざる。
エゾリスは木の穴や枝の間に実を隠す行動も見せる。隠した場所を覚えているのか、翌日に同じ場所に戻って来ることもある。公園の管理人は木の根元に落ちた実を掃除する作業を午前中に行う。
この公園ではエゾリスの他にも小鳥が枝に止まる様子が見られる。エゾリスの活動は夏の間は毎日観察できる。夕方になると活動が落ち着き、木の高い位置で休む姿が見られる。