秋田県北秋田市鷹巣牧場で20頭の牛が牧草を食べる
朝の光が牧草地を薄く照らす。牛の体がゆっくりと動き、地面に鼻を近づける。牧草の緑が朝露で湿っている。
北秋田市鷹巣牧場では、20頭の牛が毎日同じ時間帯に牧草を食べる。牛たちは柵の中で動き、互いの距離を保ちながら草を口に運ぶ。牧場管理者は牛の頭数を20頭に固定し、草の量を調整している。
牛の食べる速度は一定している。1頭あたり1時間に約2キログラムの牧草を消費する。牧草は地元で栽培されたイタリアンライグラスとオーチャードグラスを混ぜたものだ。牛は草を根元からかじり、茎を残す。
牧場は市街地から車で15分ほどの場所にある。標高は約80メートルで、風が弱い日が多い。牛舎の屋根はトタンで、雨音が牛の耳に届く。牛は雨が降り始めると屋根の下に移動する。
20頭の内訳は乳牛が12頭、肉牛が8頭である。乳牛は朝と夕方の2回搾乳され、肉牛は体重測定を月に1回行う。牛の平均体重は乳牛が650キログラム、肉牛が550キログラムだ。
牧草地は4ヘクタールで、春から秋まで放牧する。冬は牛舎内で干し草を与える。干し草は地元農家から仕入れ、1日1頭あたり8キログラムを目安に与える。
牛の歩く音は草を踏む音だけである。管理者は牛の健康を毎日観察し、異常があれば獣医に連絡する。牛は基本的に同じ場所を好んで横たわる。
牧場周辺には住宅が少なく、車の往来も少ない。牛の鳴き声は時折聞こえるが、遠くまで響くことはない。20頭の牛は毎日同じリズムで草を食べ続けている。