北海道夕張市の直売所でメロンが箱詰めされる作業が続く

朝の光が直売所の窓ガラスに差し込む。北海道夕張市の直売所では、作業員がメロンを一つずつ丁寧に箱に入れていく。大きさは約1.5キロから2キロ。糖度は14度以上とされる品種が中心だ。

作業は午前6時半に始まる。冷蔵庫から取り出したメロンを布で優しく拭き、発泡スチロールの箱に並べていく。箱には「夕張メロン」と書かれたラベルが貼られる。1箱に4個入りで出荷される。

夕張市は北海道の中央部に位置する。メロンの栽培は1960年代から始まり、現在は約30戸の農家が約20ヘクタールで栽培している。土は火山灰土で水はけが良く、昼夜の温度差が大きい。メロンは7月下旬から9月にかけて収穫のピークを迎える。

箱詰め作業は直売所の奥の作業室で行われる。室温は15度に保たれ、作業員は白い手袋を着用する。メロンを傷つけないよう、指の力加減を調整しながら作業を進める。1人で1時間に約40個を箱詰めする。

箱詰めされたメロンはその日の午前10時から直売所で販売される。価格は1箱2800円から。夕張市内だけでなく、札幌市や東京方面へも発送される。直売所の駐車場には地元住民の車が並ぶ。

作業員の一人は「メロンの表面に傷がないか、毎日確認している」と話す。箱の底には緩衝材として新聞紙を敷き、運送中の揺れを軽減する。箱の蓋には「北海道夕張市産」と記されたシールが貼られる。

直売所は国道275号沿いにあり、午前9時に開店する。メロンの甘い香りが作業室から店内へ漂う。箱詰め作業は午後3時まで続けられる。夕張市のメロンは地元で愛され続けている。

たべもの