群馬県下仁田町の牧場でジャージー牛が草地を歩く
午後の風が牧草を揺らす。群馬県下仁田町の牧場で、ジャージー牛が草地を歩く様子が見られる。牛の体高は約130センチ。毛色は淡い茶色で、目の周りが黒い。
ジャージー牛は乳牛の一種で、乳脂肪分が高い。下仁田町は群馬県の西部に位置し、標高約300メートルの高原地帯にある。牧場は約5ヘクタールで、約40頭のジャージー牛が飼育されている。牛は1日あたり約2キログラムの牧草を食べる。
午後2時頃になると、牛は牧場の端から中央へ移動する。歩く速度はゆっくりで、草を食べながら進む。牛の体温は約38度で、夏場は木陰で休む時間が増える。牧場には水飲み場が3カ所あり、牛は1日3回水を飲む。
下仁田町の牧場は地元住民の有志が管理する。牛の健康状態は毎日チェックされ、獣医が週1回巡回する。牛乳は地元のチーズ工房に納められ、1日約200リットルが出荷される。牧場の入口には「ジャージー牛の里」と書かれた看板が立つ。
牛の歩く音は草を踏む音だけだ。牧場には観光客も訪れるが、牛は人影に慣れている。午後4時になると、牛は牧場の中央で休み始める。夕方の光が牛の背中を照らす。
牧場は国道254号から車で5分の場所にある。牛の姿は道路からも見える。地元住民は「牛の姿を見ると、のどかな気持ちになる」と話す。ジャージー牛の歩く様子は、下仁田町の日常風景の一つになっている。