秋田県大仙市の直売所で春の山菜が朝から並ぶ
朝の霧が直売所の屋根に降りる。秋田県大仙市の直売所では、春の山菜が朝から並ぶ作業が続いている。山菜はコシアブラ、フキノトウ、ワラビの3種類。1束200円から300円で販売される。
作業は午前6時に始まる。山菜は前日の夕方に収穫され、冷蔵庫で保存される。朝になると、作業員が山菜を水で洗い、束ねていく。1束は約150グラムで、5本から7本が一束になる。山菜の表面に土が残らないよう、丁寧に洗う。
大仙市は秋田県の中央部に位置する。山菜の収穫は4月から5月にかけて行われる。市内の山林では、約20戸の採取者が山菜を収穫する。コシアブラは高さ2メートル程度の木から摘み取られる。フキノトウは雪が解けた直後の地面から顔を出す。
直売所は国道13号沿いにあり、午前8時に開店する。山菜は店内の棚に並べられ、価格表が貼られる。山菜の香りは店内に広がる。1日あたりの販売量は約50束。山菜は地元住民のほか、秋田市から来る客にも購入される。
山菜の束は新聞紙で包まれ、持ち帰りやすいようになっている。直売所の駐車場には地元住民の車が並ぶ。山菜を買った客は「今日の夕食に天ぷらにする」と話す。山菜の販売は5月下旬まで続く。
作業員の一人は「山菜の新芽は柔らかくて、毎日新鮮なものを並べている」と話す。山菜は午後4時までに売り切れることが多い。直売所では、山菜の販売が春の風物詩になっている。