群馬県みなかみ町の道の駅で朝採れのレタスが並ぶ作業が続く
朝もやのなか、みなかみ町道の駅の駐車場に軽トラックが一台停まる。エンジンを止めると、荷台からレタスの入ったコンテナが降ろされる。葉の表面に朝露が残り、水滴が光る。作業員がコンテナを手に、店内へ運び始める。
群馬県みなかみ町の道の駅「水紀行館」では、毎朝地元農家から届くレタスを並べる作業が行われる。レタスは町内の標高400メートル前後の畑で栽培される。品種は「グリーンリーフ」で、葉が柔らかく苦味が少ない。2025年度の出荷量は1日あたり約80ケース。ケース1つに12玉入る。
レタスは午前5時半に収穫される。収穫は手作業で行われ、根元をナイフで切り落とす。収穫したレタスはすぐにコンテナに移され、トラックで道の駅へ運ばれる。運搬時間は約15分。道の駅に到着したレタスは、すぐに冷蔵ケースへ入れられる。ケースの温度は3度に設定されている。
並べる作業は午前7時から始まる。スタッフはレタスの外葉を1枚ずつ確認し、傷や虫食いがないかを調べる。問題のないレタスはケースに並べられ、値札が付けられる。値札には「みなかみ産レタス 1玉280円」と記されている。並べ終えたレタスは、午前8時の開店と同時に販売が始まる。
道の駅のレタス売り場は、入口から見て左側の棚にある。棚の高さは90センチ。レタスは2段に分けて並べられ、上段に24玉、下段に36玉が置かれる。棚の後ろには「今日の収穫」と書かれた黒板が置かれ、収穫日が記される。黒板は毎日午前中に書き換えられる。
レタスは午前中が最も新鮮で、午後になると外葉が少ししんなりする。道の駅では午後3時以降に残ったレタスを値下げして販売する。値下げ価格は1玉200円。値下げレタスは主に地元の高齢者が購入する。午後5時になると残ったレタスはすべて撤去され、翌朝の新鮮なレタスと入れ替えられる。
道の駅の隣にはレタス畑があり、収穫が終わった畝に次の苗が植えられている。苗の品種は「サニーレタス」で、秋に収穫予定。畑の面積は約1.2ヘクタール。畑の周囲には防風ネットが張られ、風で葉が傷まないようにしている。ネットの高さは1.8メートル。
レタスの並べ作業は11月上旬まで続く。11月になると気温が下がり、レタスの生育が遅くなる。道の駅ではレタスに代わって白菜や大根が並ぶ予定だ。作業は静かに、淡々と続けられている。