北海道大樹町の道の駅でソフトクリームの販売が続く

朝もやのなか、大樹町道の駅の駐車場に牛乳を運ぶタンクローリーが停まる。エンジンを止めると、ホースが伸ばされ、牛乳がタンクへ移される。牛乳の温度は4度に保たれ、冷たい空気が周囲に漂う。作業員がホースを外し、タンクの蓋を閉める。

北海道大樹町の道の駅「コスモール大樹」では、道産牛乳を使ったソフトクリームが毎日販売されている。牛乳は町内の牧場から毎日朝7時に届けられる。1日の使用量は約120リットル。ソフトクリームの販売時間は午前10時から午後5時まで。1日あたりの販売数は平均180個。

ソフトクリームの材料は、牛乳、生クリーム、砂糖、安定剤。牛乳の脂肪分は3.8パーセント。生クリームの脂肪分は35パーセント。砂糖は牛乳1リットルあたり80グラム。安定剤は微量で、食感を滑らかにする。材料はすべて道産品を使っている。

ソフトクリームは午前9時半から作り始める。まず牛乳と生クリームをミキサーで混ぜ、砂糖を加える。混合液は60度で15分間殺菌され、その後4度まで冷却される。冷却された液はソフトクリームマシンへ入れられる。マシンの温度はマイナス6度に設定されている。

販売は午前10時から始まる。ソフトクリームはコーンに巻きつけられ、上面に少し高さをつけて出す。コーンの長さは12センチ。1個の重さは約80グラム。価格は1個350円。トッピングとして、道産小豆のあんこを追加できる。追加料金は100円。

道の駅のソフトクリーム売り場は、入口から見て右側のカウンターにある。カウンターの高さは1メートル。カウンターの上には「大樹産牛乳使用」と書かれた看板が置かれている。看板の下には、牛乳の生産牧場名が記されている。看板は毎日午前中に拭かれ、埃が取られる。

ソフトクリームは午後になると少し柔らかくなる。道の駅では午後4時以降に残ったソフトクリームを値下げして販売する。値下げ価格は1個250円。値下げソフトクリームは主に地元の中学生が放課後に購入する。午後5時になるとマシンが停止され、翌朝まで洗浄される。

道の駅の隣には牧場があり、牛が草を食べている。牧場の面積は約8ヘクタール。牛の頭数は約120頭。牛乳の生産量は1日あたり約600リットル。牛乳は毎日朝と夕方の2回搾乳される。搾乳された牛乳はすぐに冷却タンクへ入れられ、温度が4度に保たれる。

ソフトクリームの販売は10月下旬まで続く。10月下旬になると気温が下がり、ソフトクリームの需要が減る。道の駅ではソフトクリームに代わって、温かい飲み物が提供される予定だ。作業は静かに、淡々と続けられている。

たべもの