兵庫県神河町の豆腐屋で朝の仕込み作業が淡々と続く
朝もやのなか、兵庫県神河町の小さな豆腐屋の窓から白い湯気が漏れていく。
店内では大豆を水に浸す作業が始まる。大きな桶に水を張り、洗った大豆を一晩以上置いておく。豆はゆっくりと水分を吸い、表面がやわらかくなる。
水を切った大豆を石臼で細かく挽く。石臼の回転は一定で、豆の粒がなくなるまで続ける。挽いた豆を布でこし、豆乳と豆かすに分ける。豆乳は大きな鍋に移され、火にかけられる。
鍋の中で豆乳が沸騰する。火加減を弱めてから、にがりを少しずつ加える。にがりが入ると豆乳が固まり始め、白い塊が浮かび上がる。
固まった豆腐を型箱に移す。型箱の底には布が敷かれていて、豆腐を包み込む。重しを乗せて余分な水分を抜く。水分が抜けると豆腐はしっかりとした形になる。
仕込んだ豆腐は冷蔵庫で冷やされる。冷えた豆腐は午前中の販売に備えて並べられる。店先では、豆腐を切る音が静かに響く。
神河町の豆腐屋は、毎日同じ手順を繰り返している。朝の作業は午前中いっぱい続き、午後には店頭に並ぶ豆腐が完成する。