群馬県前橋市の公園でシジュウカラが枝から枝へ移動する様子が観察される
公園の木立に朝の風が通り抜ける。葉の裏側がわずかに揺れる。
前橋市内の公園では、シジュウカラの動きが午前中観察される。体長14センチほどの小鳥が、太い枝から細い枝へ飛び移る。羽ばたきの音は小さく、風に混じって聞こえる。
シジュウカラは1羽ずつ行動する。最初に枝に止まった個体は、首を左右に振って周囲を確認する。次に短い距離を飛んで隣の木に移る。移動距離は2メートルから3メートル程度だ。
木の幹には虫の痕跡が残る。シジュウカラは幹の表面を上から下へ移動し、樹皮の隙間をくちばしでつつく。1回のつつきで小さな虫を捕食し、再び枝に戻る。
午前9時を過ぎると、2羽目のシジュウカラが同じ木に現れる。2羽は互いに距離を保ちながら行動する。1羽が枝を移動すると、もう1羽が少し遅れて同じ方向へ飛ぶ。
木の葉は緑色で、朝の光を受けて明るく見える。シジュウカラの体色は背中が青灰色、腹が白い。羽の縁に黒い線が入る個体も観察される。
午前10時半、シジュウカラの動きは次第に少なくなる。1羽が太い枝に留まり、首を縮めて静止する。もう1羽は隣の木の陰に移動し、葉の間に姿を隠す。
公園のベンチには散歩客が座る。シジュウカラの存在に気づく人は少なく、木々の間を静かに通り過ぎていく。